2024年7月に開催されるパリオリピック。2021年からオリンピック競技になったサーフィンはパリオリンピックでも開催されます。
サーフィン競技に詳しくない方、初心者の方むけに2024年パリオリンピックの見方、注目ポイントをお知らせします。
開催日時は波の状況によって変わるため、最新情報にアップデートしていきますのでブックマークしてご確認ください。
パリオリンピックのサーフィン会場
フランスのパリで開催される2024年のオリンピック。ただ、フランスには大西洋側にピアリッツ、ホセゴーなど、サーフスポットはあるものの、波の質などから、フランス領ポリネシアのタヒチ島のチョープーが会場になります。
タヒチ島チョープーの特徴
タヒチのチョープーは世界的な大会も開かれるサーフスポット。リーフブレイクという海底がサンゴや岩でできている地形のため、波の形が決まりやすい。
波の力がパワフルで、チューブと呼ばれる丸く巻いた形になる波が有名です。
リーフ(サンゴ礁)が浅いので、干潮のときには怪我をし易いポイントでもあります。
ISA(国際オリンピック連盟)はヘルメットの着用を推奨しています。
パリオリンピックの前哨戦SHISEIDOタヒチ・プロ
2024年5月にオリンピックの会場となるタヒチ島チョープーで、SHISEIDOタヒチ・プロという大会が行われました。
男子の優勝はイタロ・フェレイラ(ブラジル)、女子はヴァヒネ・フィエロ(フランス)、オリンピックでも期待されます。
パリオリンピックのサーフィン日程
パリオリンピックは7月26日から8月11日で開催されますがサーフィンは以下の日程の予定。
日本時間7月30日の女子第3ラウンドから悪天候のため延期となっています。
日本時間31日12時45分の情報では、現地時間7月31日10時15分(日本時間8月1日5時15分)に現地時間12時(日本時間8月1日午前7時)からの開始に向けた案内があるとのことです。
7月31日(日本時間8月1日)は開催されず、次の発表は17時45分(日本時間8月1日12時45分)が予定されています。
8月1日(日本時間8月2日)から競技が再開されます。
7月28日 日曜日
- 02:00 男子第1ラウンド
- 06:48 女子第1ラウンド
7月29日 月曜日
7月30日 火曜日
- 02:00 男子第3ラウンド
8月2日金曜日
- 02:00 女子第3ラウンド
- 06:45 男子準々決勝
- 女子準々決勝
予定の変更がなければ午前4時24分に松田詩野選手がラウンド3に登場。6時48分に稲葉玲王選手が準々決勝に登場。Tverでライブ配信予定。
8月4日日曜日
- 07:00 男子準決勝
- 女子準決勝
- 男子3位決定戦
- 女子3位決定戦
- 男子決勝戦
- 女子決勝戦
各開始時間が分かり次第追記します。
公式日程はオリンピックのサイトで確認できます。
出場権はどう決まった?
サーフィンのパリオリンピックには各国から男女2名(条件によって最大3名)ずつ出ることができます。
出場できるチーム(国)はWSLという最上位の試合に出ている人の上位や、出場権を争う大会の上位などで決まりました。詳しくはオリンピック公式サイトをご覧ください。
日本からの出場選手選定経緯
日本からは東京オリンピックにも出場した五十嵐カノア選手、稲葉玲王選手、コナー・オレアリー選手、女子は松田詩野選手が出場。
五十嵐カノア選手は2023年のWSLのランキングで出場枠を獲得。稲葉玲王選手は2023年WSGエルサルバドル大会でアジア勢2位となり代表内定、コナー・オレアリー選手は2024年ISAワールドサーフィンゲームズの代表選考合宿で選出。松田詩野選手は2023年WSGエルサルバドルで出場権を獲得しました。
サーフィンのルール
サーフィンの試合は、波に乗って最高のパフォーマンスを見せる競技です。選手たちは一定時間内に何回も波に乗ることができ、その中で最も上手く、大胆に、そして美しく波に乗った2つの試技が点数になります。審判は選手の技術、創造性、波の選び方などを見て点数をつけます。最も高い点数を得た選手が勝者になります。
人のライディングを邪魔してはいけない、波に乗る優先権など、細かいルールはいくつもあります。
ラウンド1では3人の出場するヒートが8回行われ、各ヒートトップはラウンド3へ。ラウンド2はラウンド1の2位、3位の選手をシード表に基づき組み直し、2名ずつのヒートが8ヒート。ラウンド1の1位とラウンド2の勝者シード表で並び替えラウンド3へ。ラウンド3の各ヒートの勝者が準々決勝に進み、その勝者が準決勝に残ります。その後、銅メダル決定戦と決勝戦が行われます。
ヒート表はISA(国際サーフィン連盟)のパリオリンピック2024のページに掲載されています。
注目選手
注目の選手は日本代表の4人。海外勢ではオリンピックと同じ会場で行われた2024年5月のSHISEIDO タヒチ・プロで優勝したイタロ・フェレイラ(ブラジル)、準優勝のジョン・ジョン・フローレンス(アメリカ)も結果を残しそう。
女子ではヴァヒネ・フィエロ(フランス)、ブリッサ・ヘネシー(コスタリカ)も前哨戦で優勝、準優勝をしているのでメダルへの期待が高まります。
オンライン観戦・テレビ放映
テレビやネットで日本から見るにはどうすればよいのか気になるところ。
IASのサイトには各エリアの視聴方法が説明されているものの、アジアはなし。
Paris 2024 — International Surfing Association (isasurf.org)
Tver
詳しいライブ配信スケジュールはまだ掲載されてないものの、ほぼ全種目のライブ中継をされる予定。見逃し配信もあるのでまずは第一選択肢。
(7月23日追記)サーフィンのライブ配信のページが用意されました。
サーフィン – ライブ情報|TVer パリ2024オリンピック無料ライブ・ハイライト配信中!
NHKもオンライン配信がありますがTverともに国際映像の英語での実況中継。Tverのほうが関連情報も記載されており、オススメです。
Tverを見るには
Tverを見るにはパソコンやスマホでブラウザやアプリで見る方法もあります。
ただ、せっかくのオリンピックなので大画面で見たいもの。
テレビでTverを見るには、インターネットにつながったスマートテレビを使うか、テレビの外部入力にFireTVやChromeCastなどの端末を接続する方法があります。
Tverを見られるキャストデバイスとしてはFireTV、ChromeCastの2つがあります。
Tverが4Kには対応していないので、他のストリーミングメディアを見る場合に、画質をそこまでこだわらないならHD画質のもので十分。4980円程度で購入できるので、一つ持っておいても良い選択肢です。
見逃し配信
見逃し配信はNHKのパリオリンピック2024のサイトで確認可能です。
動画一覧 | 動画配信 | NHK パリ オリンピック2024
現地観戦
タヒチまで行ける方は現地観戦という手も。ただ、オリンピックの公式サイトにチケットは表示されておらず、JTBのツアーにも「設定なし」との文字。
現地にいれば見られるけれども、観戦席が用意されているわけではないと思われます。見るとしたら船からになるので、船をチャーターするなどしないと見れなさそうですよね。
時差もあるけどオンライン観戦
歴史的な円安で現地観戦も厳しい状況でオンライン観戦が現実的。
Tverを使って応援しましょう。
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